指紋隆線、下から見るか上から見るか?

去年にVivoがX20 Plus UDで搭載してきて以来ジワジワと増えてきた画面に指紋センサーを埋め込むあれ、 Fingerprint on DisplayことFoD技術。

端末そのものの値段も意外と手頃で技術自体も安いのか最近だと3万円ぐらいの端末にも搭載されていてビックリする。

ディスプレイにLCDとOLEDがあるようにこのFoDにも二種類あるわけで、現行機だと光学式超音波式があり、後者のほうが少しコストがかかるがセキュアだとされている。

以前は前提条件としてOLEDであることが必須だったけど最近BOEがLCDでも組み込める技術を発表したりAUOも開発中とか云々、とりあえず今回はOLEDでの技術について。

以下Samsung Displayより

“指紋をカメラで撮影するかのような”とあるが実際にCMOSセンサーが使われている。

光学式はディスプレイピクセルの発光が指紋に反射し、それをCMOSセンサーが測定することにより指紋を把握する。 ただ、これは光の反射により凹凸を検出しているだけなので指紋の型を採ってシリコンなんかで作った指でも簡単に突破できる可能性がある。

超音波式の場合、超音波は媒質のない指紋の谷線では空気層に反射されるが、凸部である隆線では媒質(皮膚)を伝わりほとんど戻ってこない。この超音波信号の強弱を測定し指紋を把握する。

また、音波は皮膚を伝わったまま血流までスキャンするため、脈のないシリコンはおろか切り落とされた指でも突破することはできないとされている。もし僕私のはできたよという方はコメント欄にご一報を。

光学式のFoDはどのようなディスプレイで動作するか?ということだが、LCDはバックライトユニットに金属層があるため光が遮断され認識できない。

しかしOLEDは自己発光するためバックライトユニットは不要、そのため光が通過し認識できる。

超音波式FoDは先程と同じ理由でLCDは不可、リジッドOLEDには空気層があるため超音波が反射され不可、空気層がないフレキシブルOLEDでのみ可となる。

つまり超音波方式は現状単価の高いフレキシブルOLEDでしか採用できないため少しセキュリティーが落ちるが安価に採用できる方をということで光学式が多いわけだ。

おかげで一時期LCDが自由に形をデザインできるようになったことにより、優位性のなくなったSamsungのリジッドOLED生産ラインも稼働率が回復したらしい。

Operation Rate of Samsung Display’s Rigid OLED Production Line Recovers

http://english.etnews.com/20190625200001

またGalaxy S10の超音波センサーはQualcomm製、光学式センサーではGoodix製のものが多く採用されているようだ。

Goodixより

ミドルからハイエンドまで等しく同じスキャニング制度なのか試してみたいところだけどP30 ProはフレキシブルOLEDなのになんで光学式にしてるんだろう。

フレキシブルOLEDが高い今はまだまだ光学式が採用されそう。にしても上記の資料を見た今、BOEがLCDにどうやってセンサーを組み込んでるのかが楽しみ。

引用

2019 스마트폰 지문인식 트렌드, 왜 FoD 인가?

삼성디스플레이 뉴스룸

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